伊坂美術印刷は中小規模の会社なので、財務や庶務や人事はすべて総務部が一括管理しています。そんななかで私の仕事は、財務関係がメインです。印刷物は印刷や加工や納品といったさまざまな工程に分かれていて、それぞれの原価の仕入れから、協力工場さんへのお支払い、売上データの確定作業などを、会社独自の基幹システムを使って一か月区切りで行っています。
出金伝票の対応とか、交通費の経費処理とかも含まれますね。お茶出しや事務用品の補充など庶務もやります。
最初は派遣社員として働いていましたが、正社員登用のお話をいただけたので入社できました。
職場環境、特に仕事と子育ての両立と、これまでも経理関係の仕事を経験していたので業務内容が自分に合っていたのが決め手です。ワークライフバランスがとても良い会社なので助かっています。
お金を取り扱う仕事が多く、お金に関するミスは信用に大きく関わります。総務部なのでお客様との直接のやり取りはありませんが、お客様方から弊社への信頼を意識しながら、誰よりも慎重に、ミスのないよう丁寧にと心がけています。また、財務関係は常に厳密なタイムリミットがありますので、余裕をもったスケジュール管理と、その中での集中力がとても大切です。
そして、仕事をする上で一番意識しているのは、常に前向きで笑顔でいることです。
仕事は一人では回らないので、一緒に働く人たちと気持ちよく仕事ができるようにと思っています。総務は基本的に黙々とした作業が中心で、経理周りは特に神経を使いますが、いつも険しい顔をしていたら、周りの人も声をかけづらいですからね。営業さんとのやり取りも密なので、社内の相談窓口として、お互いに働きやすくなるような雰囲気を作っています。
毎月の振込業務や、売上データの確定作業が無事に終わった時です。一か月のサイクルが決まっているので、忙しい時期も売上高・仕入れの確定日周辺に集中しています。年度末の9月の〆作業が終わると、特に安心感がありますね。基幹システムが改修されてからは紙を使った作業も減って、アナログな人為的ミスや事務負担も軽減されましたが、総務の確定作業をもってようやく仕事が一段落ついたという気持ちは変わりません。総務全体が連帯感をもって取り組んでいます。
あとは、協力工場さんと折衝したり基幹システムを操作したりする営業さんとの連携も大切なので、営業部のみなさんがスムーズに対応していただけるととてもありがたいです。逆に私にできる範囲のことであれば、ちょっとしたお願いごとでも頼りにしてもらえると嬉しいです。
お客様との強い信頼関係と、創業110年以上を誇る長い歴史だと思います。
名だたるお客様方にご贔屓いただいていますので、営業さんとお客様の間には、私の想像を超える強い結びつきがあるに違いありません。それぞれの品名や製作ロット、売上金額などを確認していると、こんなに規模の大きなお仕事を請けているのだと驚くことがあります。年間を通して定期的に受注できている案件も取りこぼしがなく、利益率も安定しています。原価高騰やウィズコロナで厳しい状況が続くなかでも、お客様に伊坂美術印刷を選んでいただけている、それに足る関係基盤がしっかり築かれているのだと感じます。
給与や福利厚生関係を管理する、労務業務に興味があります。より社員に近いところで役立てていると感じたいです。
また、2023年10月からはインボイス制度も導入されますので、弊社でも準備を進めています。受発注・請求管理をする基幹システムの見直しはもちろんのこと、財務担当として然るべき知識を身につけて、誰に質問されても戸惑わないようにしたいです。
お客様のニーズも変化して、営業や制作や工場も試行錯誤するなか、総務もまた新しい時代への順応力が試されている時期だと思います。
伊坂美術印刷は、明るくて優しい人が多くて、女性社員も働きやすい職場です。
製造業という専門性の高さもあって、最初は原価のしくみや独自のシステムを覚えるのが大変かもしれません。けれど、私も含めてみなさん温かく受け入れて、一から丁寧に教えていきますので心配しないでください。個性豊かな社員さんたちも見どころです。
自社ビルの綺麗なオフィスで、一緒に楽しく働きましょう。
